クリックで該当箇所へ飛ぶことができます。
- 自動詞 intransitive verb(第1文型)
- 他動詞 transitive verb(第3文型)
- イコール動詞(第2文型)
- 他動詞+目的語 目的語(第4文型)
- 他動詞+目的語 補語(第5文型)
自動詞 intransitive verb(第1文型)
文型:主語ー動詞 <主語>は<動詞>する
ポイント1:主語(名詞・代名詞)の動きや変化を表す動詞
ポイント2:目的語(名詞・代名詞)が必要ない(何を?・誰に?など)
ポイント3:文末に使用して文章を完結することができる
ポイント4:いくつかの命令形の動詞は一語だけで成立する
- She jumped. (彼女はジャンプした。)
- The dog ran. (犬が走った。)
- I work. (私は働く。)
- Run! (走れ!)
- Apologize! (謝れ!)
ポイント5:文中に目的語を置く場合は前置詞(on, to, for, in, byなど)が必要、動詞の直後に目的語を置くことができない
- She jumped on the bus. (彼女はバスに飛び乗った。)
- The dog ran after the cat. (犬が猫を追いかけた。)
- I work at a chinese restaurant. (私は中華料理屋で働く。)
他動詞と間違えやすい自動詞
- apologize to 人 (for~) (~のことで)人に謝る
- apologize for ~ ~に対して謝る
I'd like to apologize. (お詫びします。)ポイント1&2&3
I must apologize to him. (彼に謝らなけらばならない)ポイント1&5
Apologize! (謝れ!)ポイント1&2&3&4
- hope for ~ ~を希望する
I hope for the best. (良い結果を期待する。)ポイント1&5
I hope for your happiness. (あなたの幸せを願っています。)ポイント1&5
「hope that 主語+動詞」、「hope to 動詞」の形をとるときは他動詞として使用する
I hope that he's alive. (彼が生きていることを願う。)
→「that he's alive;生きていること」が目的語(that節は名詞になれる)のため
I hope to see you again. (またあなたに会えることを願っています。)
→「to see you;あなたに会うこと」が目的語(不定詞の名詞的用法)のため
- graduate from ~ ~を卒業する
She graduated from high school. (彼女は高校を卒業した。)ポイント1&5
「graduate 人(~に学位を与える)」の形をとるときは他動詞として使用する
The college graduated 100 students. (大学は100人の学生に学位を与えた。)
→「100 students;100人の学生」が目的語となる
- object to(/against) ~ ~に反対する
I object to him. (彼に反対する。)ポイント1&5
He objects to her idea. (彼は彼女の考えに反対する。)ポイント1&5
「object that 主語+動詞(…だと反対する)」の形をとるときは他動詞として使用する
I objected that the statement was misleading. (その声明は誤解を招きやすいと私は反対した。)
→「that the statement was misleading;声明は誤解を招きやすいこと」が目的語(that節は名詞になれる)のため
他動詞 transitive verb(第3文型)
文型:主語ー動詞ー目的語 <主語>は<直接目的語>を<動詞>する
ポイント1:直接目的語(名詞、代名詞)なければ文章が成り立たない(何を?・誰に?など)
直接目的語・・・動詞が表す行為・動作の対象となるもの
- He threw the ball. (彼がボールを投げた。)
- They love each other. (彼らは(お互いを)愛し合っている。)
- She loves Jiro. (彼女は二郎を愛している。)
- We discussed the plan. (私たちは計画を話し合った。)
- Please bring a cup of coffee for me. ((あなたは)私のところにコーヒーを一杯持ってきてください。)
自動詞と間違えやすい他動詞
- marry ~と結婚する
I married Taro. (太郎と結婚した。)
She married a doctor. (彼女は医者と結婚した。)
「marry((人が)結婚する)」の形をとるときは自動詞として使用する
She married beneath her. (彼女は(自分より)身分の低い人と結婚した。)
→beneathが前置詞
They got married. (彼らは結婚した。)
→「get married」は自動詞扱い
She got married to him. (彼女は彼と結婚した。)
→「get married」が自動詞のため、目的語himの前に前置詞のtoが必要となる
- enter ~に入る、加わる、(競技などに)出場させる、記入する
I enter the room. (部屋に入る。)
He entered the password. (彼がパスワードを入力した)
He entered the army. (彼は陸軍に入隊した。)
「enter into/by/through ~から入る」「enter at/into/for ~に入会する、入学する、参加する」「enter 登場する」「enter into (考え・計画などが)(頭に)浮かぶ」などの形をとるときは自動詞として使用する
They entered into an agreement. (彼らは契約を結んだ。)
→intoが前置詞
They entered into a debate. (彼らは討論を始めた。)
→intoが前置詞
You can enter at the back door. (裏口から入ることができます。)
→atが前置詞
- discuss ~を論じ合う
We will discuss the problem. (私たちはその問題について討論するつもりだ。)
They discussed going on shopping. (彼らは買い物に行くことを話し合った。)
→「going on shopping;買い物に行くこと」が目的語(不定詞の名詞的用法)のため
他にも以下の他動詞が自動詞と間違えられやすい
- approach ~に近づく、話を聞く、~に取り組む
- mention ~を述べる
- attend ~に出席する
- reach ~に達する
- resemble ~に似ている
イコール動詞(第2文型)
文型:主語ー動詞ー補語 主語=補語
ポイント1:主語=補語という関係が成り立つ
ポイント2:補語は「名詞」または「形容詞」の働きをするもの
ポイント3:イコール動詞のうちisやamなどのことをbe動詞と呼ぶ
ポイント4:「彼はエンジニアです」「彼女は嬉しそうだ」
- Haruka Ayase is an actress. 綾瀬はるかは女優です。
- I am a student. 私は学生です。
be動詞以外のイコール動詞
- remain+補語 (補語)のままである
He remained calm. (彼は落ち着いたままだった。)
I remain in Japan until June. (私は六月まで日本にいる。)
→be動詞の後に場所を表す言葉(in Japan)が続くときは、be動詞は「存在する」という意味になる
- stay+補語 (補語)のままである
He stayed alert. (彼は用心深いままだった。)
I stayed at the office. (私はオフィスに残った。)
→be動詞の後に場所を表す言葉(at the office)が続くときは、be動詞は「存在する」という意味になる
- go wrong うまくいかない、故障する
Everything goes wrong. (全てが上手くいかない。)
Our experiment went wrong. (実験が上手くいかなかった。)
その他のイコール動詞の例
- turn+補語 (補語)になる
- become+補語 (補語)になる
- get+補語 (補語)になる
- grow+補語 (補語)になる
- fall+補語 (補語)になる
- fall ill 病気になる
- fall asleep 寝入る
- come+補語 (補語:通例良いこと)になる
- come true 実現する
- go+補語 (補語:通例悪いこと)になる
- go crazy 気がおかしくなる
- seem+補語 (補語)に思える
- appear+補語 (補語)に思える
- look+補語 (補語)に見える
- sound+補語 (補語)に聞こえる
- taste+補語 (補語)の味がする
- smell+補語 (補語)のにおいがする
- feel+補語 (補語)に感じる
- keep+補語 (補語)の状態を保つ
- prove+補語 結局(補語)となる
他動詞+目的語 目的語(第4文型)
文型:主語ー動詞ー間接目的語ー直接目的語 <主語>は<間接目的語>に<直接目的語>を<動詞>する
間接目的語・・・行為(動詞)の受け手・対象・利益者など(誰に?誰のために?何のために?)
直接目的語・・・動詞が表す行為・動作の対象となるもの
ポイント1:動作を及ぼす相手が2つある場合に、動詞の後ろに2つ目的語を置くことができる
ポイント2:前置詞を用いることで間接目的語と直接目的語を入れ替えることができる
ポイント3:前置詞にはgive型(toを使用)とbuy型(forを使用)とenvy型があり、動詞によってどれが使われるか決められている
ポイント4:give型(toを使用)は相手がいないとできない動作
ポイント5:buy型(forを使用)は相手がいなくてもできる動作
ポイント6:envy(直接目的語が2つ)などの例外も存在する
- give型 <間接目的語と直接目的語を入れ替えた場合の前置詞がto>
She owes me 5000 yen. (彼女は私に五千円の借金(借り)がある。)
She owes 5000 yen to me. (彼女は私に五千円の借金(借り)がある。)
→「owe A B (B to A) AにBを負う」;me(私に)が間接目的語、5000 yenが直接目的語
→oweに使用される前置詞はto、且つ、相手が必要なためgive型
その他主なgive型の動詞
- allow 許す
- cause もたらす、与える
- wish 祈る
- deny 与えない、拒否する、否定する
- give 与える
- hand 手渡す、与える
- lend 貸す
- mail 郵送する、メールする
- offer 提供する、提案する
- pay 払う
- promise 約束する
- read 読む
- sell 売る
- send 送る
- show 示す
- take 取る
- teach 教える
- tell 伝える
- write (手紙など)書く
- buy型 <間接目的語と直接目的語を入れ替えた場合の前置詞がfor>
He bought me a diamond. (彼は私にダイアモンドを購入してくれた。)
He bought a diamond for me. (彼は私にダイアモンドを購入してくれた。)
→meが間接目的語、a diamondが直接目的語
→buyに使用される前置詞はfor、且つ、相手が必要ない(He bought a diamond)ためbuy型
その他主なbuy型の動詞
- cash 現金に換える
- call 呼ぶ、電話をかける
- build 建てる、設立する、築く
- choose 選ぶ
- cook 料理する
- bake (パン・魚など)焼く
- do する、もたらす、示す
- find 見つける
- get 手に入れる
- leave 離れる、残す
- make 作る
- mix 混ぜる
- order 命じる
- play 演奏する
- reach 取る、到着する
- spare 省く、割く
- save 省く、取っておく
- envy <直接目的語が2つ>
I don't envy him his new watch. (私は彼の新しい時計について彼を羨ましくなんてない。)
→「envy A B AのBを羨む」;himとnew watchが直接目的語
→I envy himでもI envy his new watchでも他動詞の型として成立するため、どちらも直接目的語
- ask <間接目的語と直接目的語を入れ替えた場合の前置詞がof>
I ask the teacher a question. (私は先生に質問をする。)
I ask a question of the teacher. (私は先生に質問をする。)
→the teacherが間接目的語、a questionが直接目的語
他にもforgiveやsaveなどの例外があります。
他動詞+目的語 補語(第5文型)
文型:主語ー動詞ー目的語ー補語 <主語>は<目的語>=<補語>に<動詞>する
ポイント1:他動詞の後に必ず目的語と補語が置かれる
ポイント2:目的語と補語はイコールの関係で結ぶことができる
ポイント3:<目的語>が<補語>するといった主語と述語の関係が生まれることもある
- The news made him happy. (知らせが彼らを喜ばせた。)
→himが目的語でhappyが補語、「彼=喜ぶ」という関係が成り立つ
- The embezzlement scandal made the project impossible. 横領スキャンダルが計画を不可能にした。)
→the projectが目的語でimpossibleが補語、「計画=不可能」という関係が成り立つ
- My nephew found the novel interesting. (姪っ子がその小説に興味を持った。)
→the novelが目的語でinterestingが補語、「その小説=面白い」という関係が成り立つ
第5文型で使用される主な他動詞
- make 目的語 補語 (目的語)を(補語)にする
- drive 目的語 補語 (目的語)を(補語)に駆り立てる
- get 目的語 補語 (目的語)を(補語)する
- find 目的語 補語 (目的語)が(補語)だと分かる
- keep 目的語 補語 (目的語)を(補語)にしておく
- leave 目的語 補語 (目的語)を(補語)にしておく
- call 目的語 補語 (目的語)を(補語)と呼ぶ
- name 目的語 補語 (目的語)を(補語)と名づける
- elect 目的語 補語 (目的語)を(補語)に選ぶ
- think 目的語 (to be) 補語 (目的語)が(補語)だと思う
- believe 目的語 (to be) 補語 (目的語)が(補語)だと信じる
- consider 目的語 (to be) 補語 (目的語)が(補語)だとみなす